コロナの影響で就職・転職活動をされている方は本当に大変だと思いますが、出来れば将来性・安定性のある業界で働きたいと思う方も多くいらっしゃると思います。その1つとしてIT系(プログラマー)が挙げられると思います。よくYoutube広告やサイトなどプログラミングスクールの情報が流れてきて、プログラマー・システムエンジニアって将来性・安定性があって、テレワーク・独立が可能でメリットづくしなのではと感じる方もいらっしゃるのでは?実は大学卒業後、Webプログラマーをしておりました。その経験を踏まえてプログラマーのお仕事はどうか自分なりにアドバイスしたいと思います。
IT系(プログラマー)の就職はどうなの??
まず、結論としてはプログラマーは一定の条件を満たす方以外(最後に記載させていただきます)、基本オススメ出来ません。理由は3つあります。
①向き不向きがはっきり分かれる
プログラマーは向き不向きがはっきりと分かれます。極論どんなお仕事もそうだと思いますが、不向き(苦手)であっても知識や経験、社会人マナーを積んでいけばなんとかなると思いますが(会社にしがみつくぐらいは可能)、プログラマーは知識だけではどうにもなりません。どうやって効率的良いプログラムを組んでいくか、いわゆるクリエイティブ的な発想が必要になります。センスのある方は何度か試行錯誤を繰り返していけば問題ありませんが、無い方はまずどこから着手していけばいいの?という状態になります。当然先輩社員に質問しても何をどう質問したら良いか分からず、結局分からずじまいになって結局進まずに先輩社員に怒られることもしばしば起きてしまいます(実際、私がそうでした笑)。
②システムトラブルが発生したらどんな状況であっても呼び出される
システムサービスやアプリがリリースされた後、基本24時間稼働しているので、いつバグやトラブルが起きるか分かりません。もし発生してしまったら休日あっても呼び出されて復旧作業に行かざる負えなくなります。自分が勤めていた頃でも月曜の朝出社したら先輩社員が死んだ魚の目をして作業をしていたことを何度も見たことがありました。
③技術革新が激しく常に勉強し続けなければならない
Web系全般に言えることだと思いますが技術革新が激しく常に勉強し続けなければすぐに取り残されてしまいます。自分が学生の頃、ホームページにはflashをよく使用されていますが、現在は使用されているでしょうか?勤めていた頃はC言語で開発していましたが、今はKotlin,Objective-Cなど色んなプログラミング言語が出てきて正直驚きました。どんな業種でも勉強は必要ですが出来れば少なくて済むのならそれに越したことがないと考えるのが人の性ではないでしょうか?ちなみに私が勤めている工場は2~3年で実務を覚えてしまったら、あとは繰り返し業務となります(未だに昭和30年代に発行された図面で製品を作ることも普通にありますし)。
どういう方ならIT業界に行っても大丈夫なのか??
どういう方ならIT 業界(プログラマー)に入っても後悔しないかどうか自分なりに考えた結果、
昔から独学・趣味でアプリもしくはゲーム開発をしている。しかも、それが楽しくて寝食忘れてやっている方であれば IT系(プログラマー)の就職はお勧めできると思います(これからプログラミングスクールに通って…ではなく、現時点であることが最も重要)。
これに当てはまる以外の方はまずオススメしません。個人的にプログラミングスクールで学んでIT業界に入るなら、大手の工場、大手と取引先をしている創業年数のある工場(製造業)の方がまだましだと思います。お仕事の合う合わないは実際にやってみないと分かりませんが。もし、合わないお仕事に就いてしまいますと折角の新卒カードを捨ててしまうことになったり、ご自身の履歴書もあまり良くない感じになってしまいます。
今は本当に就職活動・転職活動は大変かと思います。自分とって満足のいく結果になれるよう、私が出来る限りこれからも情報をシェアしていきたいと思いますので、どうか諦めてないで続けていただたらと思います。